水処理装置

東洋バルヴコラム - TOYO VALVE Column

元気なイチゴが育ち収穫量が増える「ピュアキレイザー」。作物の根の健康な成長を見れば明らか、しかも環境に優しいのです。

2021.05.14

東洋バルヴは、環境を重視した循環型農業システムの研究に取り組み、「環境にやさしい栽培」「環境にあまり負荷を与えない栽培」であるエコカルチャーシステムとしてピュアキレイザーを開発しました。実際に長野県の3ヶ所の生産現場と1ヶ所の教育機関の協力のもとピュアキレイザーの導入効果を確認するための実証試験を行いました。

養液栽培に使う用水からは、まず不純物を分解し浄化することが大切です。

養液栽培で雨水や地下水などを用水として利用するときには、あらかじめ用水の内容を吟味する必要があります。とくに溶解する不純物は、しばしば作物に悪影響を与えるので、除去(分解)する必要があるのです。イチゴの生産現場の実証試験では、貯水槽の用水が雨水由来の有機物で色が付いて濁っていましたが、ピュアキレイザーを導入して再び貯水槽を確認してみると、明らかに浄化されることがわかります。これは用水に含まれる有機物を強力に分解していることの証です。

 

設置前

設置後

作物の生育に悪影響を与える有機物には、有機酸、リグニンなどがありますが、ピュアキレイザーは、強い酸化力を持つオゾンを発生させ、そこに紫外線(UV)を当てるとともに光触媒も使用した、三位一体の促進酸化処理法(AOP)という画期的な方法で培養液に溶けたそれらの有機物を用意に分解し、浄化を行います。強力な酸化力を有するピュアキレイザーですが、窒素、リン酸、カリウムなどの無機養分に及ぼす影響はほとんどありません。

作物に発生する病気の原因になる病原菌を強力に殺菌します。

養液栽培で作物に発生する病気には、培養液を介して病気になる場合や、培地に病原菌が蓄積して病気になる場合があります。病原菌が培養液に入ると、病原菌が増殖し作物は大きな被害を受けてしまいます。特にロックウールのように培地を繰り返して使用する方式では、培地に病原菌が蓄積し、土壌での病害と同じ様な病害が起こることがあります。

 

作物の病害は、イチゴの萎黄病、トマトでは灰色疫病、根腐病、モザイク病など、キュウリでは疫病、灰色疫病、根腐病など、メロンでは疫病つる割病などが知られています。オゾン・光触媒・紫外線の3つを一体化させたピュアキレイザーは、有機物の分解だけでなく、その特筆に値するヒドロキシラジカルの酸化力で、これらの病原菌を分解するのです。グラフはイチゴの萎黄病の病原菌がピュアキレイザーで除菌される例です。

ピュアキレイザーの導入によって、培養液の酸素濃度は高いレベルで維持されます。

養液栽培では培養液に含まれる酸素の量(溶存酸素濃度)が、作物の生育に大きな影響を与えます。この酸素が不足すると作物は強度のストレスを受け、収穫量も大幅に減ってしまいます。しかし、ピュアキレイザーで水処理を行うと、水に溶けている酸素(溶存酸素)を作物にとって良好な状態に維持できることが確かめられています。これはピュアキレイザーがオゾンを発生させる際に、酸素も発生させることによります。

培養液の酸素をある程度維持することによって、作物の生育が促進され、収量はかなり増大します。通気組織が発達してないイチゴやトマトなどの野菜では、培養液が酸素不足にならないように、培養液に酸素を供給し、必要な呼吸を手助けすることが重要になります。ピュアキレイザーの導入によって、培養液の酸素濃度は栽培期間中、作物が必要とする高いレベルで維持されます。

 

ピュアキレイザーの導入によって、有害性有機物の分解、病原菌の除菌、継続的な溶存酸素の供給がもたらされ、作物の生育が促進され、生育量が大幅に増大することが分かります。その良好な状態はイチゴのトマトの根を見れば分かります。根量が多いばかりでなく、健康的で美しい根が確認できます。

この実証試験で得られた主な成果は、循環液(培養液)の不純物(有機物)の分解、病原菌の除菌(分解)、溶存酸素の供給と根の活性化、水質への影響でした。東洋バルヴが開発したピュアキレイザーは、肥料等の養分による河川、湖沼、地下水等の汚染、農薬等の薬剤による生物への悪影響、農業機械等の二酸化炭素の低減など、環境にあまり負荷を与えない循環方式の養液栽培システム(エコカルチャー)を実現する画期的な水浄化装置です。