水処理装置

東洋バルヴコラム - TOYO VALVE Column

「ピュアキレイザー」って何?それはオゾン・光触媒・紫外線の3つを一体化させた画期的な水処理装置です。

2021.06.01

ピュアキレイザーは東洋バルヴが世界で初めて開発した画期的な水処理装置。それは強い酸化力を持つオゾンを発生させ、そこに紫外線(UV)を当てるとともに光触媒も使用した、三位一体の促進酸化処理法(AOP)という方法で「水」の浄化を行う画期的な装置です。

酸化剤の中で最も強い酸化力を持っているOHラジカルのチカラ。

オゾンや紫外線(UV)にも殺菌能力や有機物の分解の力はあるのですが、ピュアキレイザーはそれらに光触媒も加えることによって、酸化剤の中で最も強い酸化力を持っているOHラジカルを発生させ、バクテリア、一般細菌、レジオネラ属菌、大腸菌などを殺菌すると同時に、やっかいな有機物まで分解処理するのです。

目を見張るべきは、発生させたそのOHラジカルの高いパフォーマンス。有機物ではオゾン単体に比べて約6倍、オゾンとUVランプを組合せた一般的な促進酸化の2倍以上ものスピードで分解するのです。また、細菌類などの殺菌でもOHラジカルは細胞そのものを破壊します。塩素や紫外線などを使った細胞を不活化させる殺菌方法では「耐性菌」ができやすいと言われていますが、その心配もありません。

ピュアキレイザーはどんな場面に使うのが効果的なのでしょうか?

その圧倒的な能力で様々な細菌や有機物、有害物質を破壊・分解するピュアキレイザー。どのような場面に使うのが効果的なのでしょうか?単純に水をキレイにするという能力の高さだけではなく、使う場所・場面によっては経費削減などの経済効果や、環境に優しいエコロジーを実現できます。分野ごとに見ていきましょう。

プールや温浴施設で

プールや温泉、温浴施設などでは殺菌などに塩素が使われることが一般的ですが、そこにピュアキレイザーを使えば、レジオネラ属菌などの殺菌はもちろん、塩素臭の低減、様々な有機物も分解してくれるので衛生的でキレイな水環境を作り出せます。アルカリ性の温泉などでは塩素が効きにくいこともありますが、ピュアキレイザーは酸化力が塩素の20倍以上もあるので問題なく殺菌が可能です。結果的に換水の回数を減らせるので経費削減にも効果を発揮します。

農業の水耕栽培(養液栽培)で

まず水耕栽培で地下水、雨水、川の水を使用する場合、その原水の除菌や浄化が出来るので、作物を伝染病から守ることができます。また、使用する培養液に溶けている植物に必要な酵素を、豊かに保ちながら殺菌・浄化を続けるので、病原菌やアオコの発生を抑制しながら作物を健康に育てることができます。こうしてピュアキレイザーは、水耕栽培に使用する水のリサイクルを可能にすることで、原水の節約からはじまり、余剰な培養液の川への廃棄など様々な問題を解決することが出来るのです。

鑑賞池や噴水のある水景で

美しい観賞池が藻やアオコで良く見えなかったり、水が汚れていたりしたらもったいないですよね。また噴水が汚れがちな池など、ここまでのピュアキレイザーの高い能力を使えば、こうした水景の水質を改善し、美しく維持していくことが可能になります。また、薬品を使わずに除菌・浄化が出来る安全性も見逃せません。

純水を使う工業分野で

様々な工場の製造ラインでは純水を使って製品を洗浄しますが、配管や浄化槽を流れる濾過された純水には殺菌作用などは無く、少しずつ細菌などが増殖し、ヌメリやカビなどを発生させます。それは製品品質に悪影響を及ぼすので、配管や浄化槽を頻繁に洗浄するなどのメンテナンスが必要になります。でも、そこにピュアキレイザーを使えば薬剤を使わずに、純水のPHを保ちながら、殺菌、有機物の分解などを継続的に行え、メンテナンス頻度を劇的に少なくできます。これによって人件費などの洗浄コストも下げられます。

ここまでで解るのは、オゾン・光触媒・紫外線の3つを一体化させた促進酸化処理法(AOP)という方法で、OHラジカルを発生させるピュアキレイザーは、様々な分野や場面で、様々な課題を解決していける画期的な装置だということです。

 

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