水処理装置

東洋バルヴコラム - TOYO VALVE Column

UV拡張ユニットのご紹介(新製品)

2022.12.20

ピュアキレイザーは、オゾン+UV+光触媒の3点を掛け合わせて促進酸化処理(AOP)をコンパクト構造で実現した除菌浄化水処理装置です。
特に近年は工業分野のお客様から、純水利用時におけるバクテリア除菌に関する引合いやお問合せが多くなってきています。

純水分野でのピュアキレイザー設置事例

 

ピュアキレイザーで供給されるオゾンは装置内で一部消費されますが、完全消費することなく、処理水には溶存オゾンが残った状態で2次側へ排出されます。

この残留オゾンが純水タンク内でバクテリアを不活化させバイオフィルムを作らせない役割を担います。一方でオゾンは腐食性が強いためにユースポイントにおける残留溶存オゾンが製品に対して悪影響を及ぼすのではないかと不安視されるお客様もいらっしゃいます。

従来の設置パターン

 

そこでユースポイントにおける残留溶存オゾンをコントロール可能な『UV拡張ユニット』の開発に着手しました。

 

本来、残留オゾンのコントロールは非常に難しいのですが、これを機械的にコントロールできるようにする取り組みです。
オゾンは特定波長のUV光を照射することでオゾンの自己分解を促されます。光の強さや照射時間等の条件により規定値以下のオゾン濃度であれば、当該ユニットを通過させることで残留オゾンを減少させることができるのです。これにより必要な部分にはオゾンを残留させ、不要な部分にはオゾンを除去するような運用も可能になります。

このUV拡張ユニットは、ピュアキレイザーS3型又は5型のワンパス処理で残留する溶存オゾンを限りなくゼロにできるように設計されています。またUVランプが切れた場合にはピュアキレイザーを停止させる連携機能を搭載していますので安心してご利用いただけます。

 

設置パターン(1)

 

設置パターン(2)

 
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